TOEIC初心者が最初に作るべきなのは、完璧な学習計画ではなく、毎日続けられる勉強スケジュールです。TOEICはリスニング100問、リーディング100問の合計200問を約2時間で解く試験ですが、初心者がいきなり長時間学習や本番形式の模試から始めると挫折しやすくなります。まずは1日30分で、単語・文法・短いリスニングをバランスよく続けることが大切です。この記事では、TOEIC 初心者 スケジュールを探している人に向けて、平日・休日・1ヶ月・3ヶ月の具体的な学習計画を解説します。
TOEIC初心者はスケジュールを決めてから勉強を始めよう
TOEIC初心者が計画なしで勉強すると挫折しやすい理由
TOEIC初心者が勉強を始めるとき、最初にやりがちなのが「とりあえず単語帳を買う」「公式問題集を解く」「リスニングを聞き流す」といった場当たり的な学習です。もちろん、どれもTOEIC対策に必要な要素ではあります。しかし、順番や量を決めずに始めると、学習が散らばりやすくなります。
TOEIC Listening & Reading Testは、リスニング約45分・100問、リーディング75分・100問、合計約2時間で200問に答える試験です。問題数が多く、出題形式もPart 1からPart 7まで分かれています。初心者が全体像を知らないまま勉強すると、「今日は単語、明日は模試、次の日は動画」というように毎日の学習内容が変わり、復習が浅くなりがちです。
英語コーチングの現場でも、TOEIC初心者が伸び悩む大きな原因は、勉強時間の不足だけではありません。むしろ、何をどの順番で行うかが決まっていないことが問題です。スケジュールを先に作ることで、迷う時間を減らし、毎日の学習を習慣にしやすくなります。
1日30分でも正しい順番なら基礎は積み上がる
TOEIC初心者の中には、「1日30分では少なすぎるのでは」と不安に思う人もいるでしょう。確かに、短期間で大幅なスコアアップを狙うなら、より多くの学習時間が必要になる場合もあります。しかし、英語学習に慣れていない初心者にとって、最初から毎日2時間の計画を立てることは現実的ではありません。
1日30分でも、正しい順番で継続すれば基礎は積み上がります。たとえば、10分を単語、10分を文法、10分を短いリスニングに使えば、TOEICに必要な土台をバランスよく作れます。これを1ヶ月続ければ約15時間、3ヶ月続ければ約45時間です。休日に追加学習を入れれば、さらに学習量を増やせます。
大切なのは、最初から長時間やることではなく、「毎日英語に触れる型」を作ることです。初心者は学習習慣ができるだけでも大きな前進です。1日30分を安定して続けられるようになってから、必要に応じて45分、60分へ増やすとよいでしょう。
TOEIC初心者のスケジュールは「単語・文法・音声」を軸にする
TOEIC初心者のスケジュールは、単語・文法・音声を軸に作るのがおすすめです。この3つは、すべてのPartの土台になります。単語が分からなければ英文を読めず、文法が分からなければ文構造を誤解し、音声に慣れていなければリスニングで点が取れません。
初心者は、最初からPart 3やPart 7の長い問題に多くの時間を使うより、短い英文を正確に理解する練習から始める方が効果的です。Part 1やPart 2の短い音声、Part 5の短文穴埋め問題、短いPart 7の文章を使えば、負荷を抑えながら基礎を作れます。
スケジュールを作るときは、「今日は何をやろう」と毎回考えなくてよい状態にしましょう。たとえば、平日は単語・文法・短いリスニングを固定し、休日にPart別演習や公式問題集を入れる形にすると、無理なく続けやすくなります。
TOEIC初心者の勉強スケジュールを作る前に決めること
目標スコアを500点・600点など具体的に決める
TOEIC初心者がスケジュールを作る前に、まず目標スコアを決めましょう。目標がないまま勉強すると、教材選びも学習量も曖昧になります。初心者であれば、まず500点、または600点を目標にするのが現実的です。
現在の英語力に不安がある人は、最初の目標を500点に設定しても構いません。中学〜高校英語の基礎がある程度残っている人なら、600点を目指すこともできます。目標スコアによって、重点を置く学習内容は変わります。
たとえば500点を目指すなら、基礎文法、頻出単語、Part 1・Part 2・Part 5を優先します。600点を目指すなら、Part 3・Part 4・Part 7にも少しずつ時間を割く必要があります。目標を具体化することで、スケジュールに優先順位が生まれます。
受験日を2〜3ヶ月後に設定する
次に、受験日を決めましょう。TOEIC初心者には、2〜3ヶ月後の受験がおすすめです。1ヶ月では基礎固めに時間が足りないことが多く、半年以上先にすると緊張感が薄れやすくなります。
2〜3ヶ月あれば、1ヶ月目に単語・文法・短いリスニングを固め、2ヶ月目にPart別演習を広げ、3ヶ月目に公式問題集で本番形式に慣れる流れを作れます。受験日が決まると、毎週何をやるべきかが逆算しやすくなります。
受験日は、学習の締切です。締切があるからこそ、忙しい日でも最低限の学習を続けようという意識が生まれます。まずはカレンダーに受験予定日を書き込み、そこから逆算してスケジュールを作りましょう。
平日と休日で使える学習時間を分けて考える
TOEIC初心者のスケジュールは、平日と休日を分けて考えると現実的になります。社会人や学生は、平日にまとまった時間を確保するのが難しいことも多いです。そこで、平日は短時間の基礎学習、休日は演習と復習に充てる形がおすすめです。
たとえば平日は1日30分、休日は60〜90分という設計にします。平日は単語、文法、短いリスニングを続け、休日にPart別問題や公式問題集の一部を解きます。これなら忙しい日でも学習習慣を維持しつつ、休日に不足分を補えます。
重要なのは、平日に無理をしすぎないことです。仕事や学校で疲れている日に長時間学習を前提にすると、計画が崩れたときに一気にやる気を失います。続けられる計画こそ、初心者にとって最も強いスケジュールです。
苦手分野を単語・文法・リスニング・読解に分類する
スケジュールを作る前に、自分の苦手分野を分類しましょう。「英語が苦手」と一言でまとめると、何から手をつければよいか分かりません。単語、文法、リスニング、読解、時間配分のどこに課題があるのかを分けて考えることが大切です。
単語を見ても意味が分からないなら語彙学習が必要です。英文の構造が分からないなら文法復習が必要です。音声が速く感じるなら短いリスニングから始めるべきです。英文は読めるが時間が足りないなら、読解量と時間配分の練習が必要です。
苦手分野を分類すると、学習スケジュールが自分専用になります。全員に同じスケジュールが最適とは限りません。自分の弱点に合わせて、単語多め、文法多め、リスニング多めのように調整しましょう。
TOEIC初心者におすすめの1日30分スケジュール
最初の10分:TOEIC頻出単語を復習する
1日30分の最初の10分は、TOEIC頻出単語に使いましょう。単語は毎日触れることで定着します。週末にまとめて2時間覚えるより、毎日10分確認する方が記憶に残りやすくなります。
初心者は、500〜600点レベルの頻出単語から始めるのがおすすめです。難しい単語を覚えるより、よく出る基本語を素早く理解できる状態にする方が、スコアにつながりやすいです。
単語は意味だけでなく、音声も確認しましょう。TOEICでは、文字で見れば分かる単語でも、音で聞き取れなければリスニングで使えません。単語帳の音声を聞き、可能であれば自分でも声に出すことで、リーディングとリスニングの両方に効く語彙になります。
次の10分:基礎文法またはPart 5を解く
次の10分は、基礎文法またはPart 5の短文穴埋め問題に使います。TOEIC初心者にとって、文法は避けて通れない土台です。品詞、文型、時制、受動態、不定詞、動名詞、関係代名詞、接続詞などを少しずつ復習しましょう。
Part 5は短い問題なので、1日10分でも数問解けます。大切なのは、正解数だけを見るのではなく、なぜその選択肢が正解なのかを確認することです。意味で何となく選ぶのではなく、品詞や文構造から判断できるようにしましょう。
文法学習は、解説を読むだけでは定着しにくいです。問題を解き、間違えた理由を確認し、似た問題で再現する。この流れをスケジュールに組み込むことで、知識が得点力に変わります。
最後の10分:Part 1・Part 2の短い音声を聞く
最後の10分は、短いリスニングに使います。初心者は、いきなりPart 3やPart 4の長い音声に取り組むより、Part 1・Part 2から始めるのがおすすめです。
Part 1では、写真描写を通じて人物の動作、物の位置、状態を表す表現を学べます。Part 2では、短い質問や発言に対する応答を聞くため、疑問詞や自然な返答パターンに慣れられます。
リスニングは、聞き流しで終わらせないことが重要です。音声を聞いた後にスクリプトを確認し、聞き取れなかった単語や音のつながりをチェックします。その後、音読やオーバーラッピングを行うと、音と意味がつながりやすくなります。
余裕がある日は5分だけ間違いノートを見直す
余裕がある日は、追加で5分だけ間違いノートを見直しましょう。間違いノートは、きれいにまとめる必要はありません。間違えた問題、原因、次にやることを簡単に書くだけで十分です。
たとえば、「Part 5で形容詞と副詞を間違えた」「Part 2でWhereを聞き逃した」「Part 7で本文を全部訳そうとして時間が足りなかった」と記録します。こうした記録を週に数回見直すだけで、自分の弱点が見えるようになります。
TOEIC初心者のスケジュールでは、復習時間を最初から入れておくことが大切です。問題を解くだけで終わらせず、間違いを次に活かす仕組みを作りましょう。
TOEIC初心者向けの平日スケジュール例
朝に単語を覚えるスケジュール
平日の朝は、単語学習に向いています。朝は疲労が少なく、短時間でも集中しやすい時間帯です。起床後や出勤・通学前に10分だけ単語帳を開く習慣を作ると、学習のリズムが安定します。
朝の単語学習では、新しい単語を大量に覚えるより、前日に見た単語を復習するのがおすすめです。記憶は繰り返すことで強くなります。朝に復習しておくと、その日の移動時間や夜の学習でも同じ単語に触れやすくなります。
忙しい人は、朝に机へ向かう必要はありません。アプリや単語帳の音声を使って、5分だけ確認する形でも構いません。最初の目標は、完璧に覚えることではなく、英語学習を1日の最初に入れることです。
通勤・通学中にリスニングを行うスケジュール
通勤・通学中は、リスニング学習に使いやすい時間です。ただし、聞き流しだけで終わらせないように注意しましょう。移動中に聞く音声は、すでに一度スクリプトを確認したものを使うのがおすすめです。
初めて聞く音声を移動中に流すと、分からないまま終わることがあります。前日の夜にスクリプトを確認したPart 1・Part 2の音声を、翌朝の移動中に再度聞くと、復習効果が高まります。 音声を聞くときは、すべてを完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。まずは、疑問詞、主語、動詞、頻出単語を拾う意識で聞きましょう。短い音声を繰り返すことが、初心者のリスニング力を支えます。
夜に文法とPart別演習を行うスケジュール
夜は、文法とPart別演習に向いています。机に向かえる時間があるなら、Part 5の文法問題や短いPart 7の読解問題に取り組みましょう。問題を解いた後に解説を読み、間違いの原因を確認します。
夜の学習で注意したいのは、疲れている日に難しい内容を詰め込みすぎないことです。仕事や学校で疲れている日は、Part 5を3問だけ解く、単語を10個だけ復習するなど、軽いメニューに切り替えても構いません。
スケジュールは、毎日完璧にこなすためのものではありません。学習を止めないための道具です。夜にできなかった場合は、翌朝に少しだけ補うなど、柔軟に調整しましょう。
忙しい日は最低10分だけ続ける
忙しい日は、最低10分だけ続けるルールを作りましょう。TOEIC初心者が挫折する原因の一つは、1日できなかっただけで計画が崩れたと感じてしまうことです。
忙しい日は、単語10分だけでも構いません。あるいは、Part 2の音声を5問だけ聞く、昨日の間違いノートを見直すだけでも十分です。完全にゼロにしないことが大切です。
英語学習は、長時間できる日より、できない日にどう続けるかで差がつきます。最低ラインを低く設定しておくことで、学習習慣を守りやすくなります。
TOEIC初心者向けの休日スケジュール例
休日は平日より長めにPart別演習を行う
休日は、平日より長めにPart別演習を行いましょう。平日に単語・文法・短いリスニングを続けているなら、休日はそれを実戦形式に近づける時間です。
おすすめは、Part 1・Part 2・Part 5をまとめて解くことです。慣れてきたら、短いPart 7にも取り組みます。休日だからといって、いきなり全200問を解く必要はありません。初心者は、復習まで含めて消化できる量に絞ることが大切です。
演習後は、必ず復習時間を取ります。解いた問題より、間違えた問題から何を学んだかが重要です。
公式問題集は休日に時間を区切って使う
公式問題集は、休日に時間を区切って使うのがおすすめです。公式問題集は本番形式に近いため重要ですが、初心者が最初から全問通しで使うと負荷が高すぎます。
最初は、Partごとに分けて使いましょう。たとえば、今週はPart 1とPart 2、来週はPart 5、翌週は短いPart 7というように区切ります。これなら復習しやすく、弱点も見つけやすくなります。
公式問題集を使う目的は、問題を消費することではありません。本番形式に慣れ、自分の弱点を見つけ、次の学習内容を決めることです。
週1回は間違えた問題をまとめて復習する
休日には、週1回のまとめ復習を入れましょう。平日に間違えた単語、文法問題、聞き取れなかった音声、読めなかった文章をまとめて見直します。
この時間を入れないと、毎日の学習が点で終わってしまいます。週末に復習することで、1週間の学習が線につながります。自分が何度も間違えるポイントが見えてくるため、翌週のスケジュールも立てやすくなります。
復習では、すべてを完璧にやり直す必要はありません。同じミスを一つ減らすことを目標にしましょう。
休日に翌週の学習メニューを決める
休日には、翌週の学習メニューも決めておきましょう。月曜の朝に「今週は何をやろう」と考えると、学習開始が遅れます。日曜のうちに、単語の範囲、文法項目、リスニング教材、演習するPartを決めておくとスムーズです。
たとえば、「来週は単語帳の101〜200を復習する」「Part 2を毎日5問聞く」「Part 5の品詞問題を20問解く」といった具体的なメニューにします。学習メニューが明確だと、忙しい日でも迷わず取り組めます。
TOEIC初心者のスケジュールは、週単位で管理すると続けやすくなります。1日単位で完璧を目指すより、1週間全体で学習量を確保する考え方が現実的です。
TOEIC初心者の1ヶ月勉強スケジュール
1週目:TOEICの試験形式と基礎文法を確認する
1週目は、TOEICの試験形式を確認し、基礎文法を復習します。Part 1〜Part 7の特徴をざっくり理解し、品詞、文型、時制を中心に学びましょう。
この週の目的は、問題をたくさん解くことではありません。TOEICがどのような試験で、自分がどこでつまずきそうかを知ることです。文法では、主語、動詞、目的語、補語の関係を理解し、短い英文の骨格を見抜けるようにします。
2週目:頻出単語とPart 1・Part 2を習慣化する
2週目は、TOEIC頻出単語とPart 1・Part 2の短いリスニングを習慣化します。単語は音声と例文で確認し、リスニングではスクリプトを使って聞き取れなかった部分を確認します。
この週から、学習を毎日の生活に固定しましょう。朝に単語、移動中に音声、夜に文法というように、時間帯ごとの役割を決めると続けやすくなります。
3週目:Part 5と短いPart 7に取り組む
3週目は、Part 5の文法問題と短いPart 7の読解問題に取り組みます。Part 5では品詞や時制、接続詞などの基本問題を中心に解きます。Part 7では短いメールや広告を読み、設問に必要な情報を探す練習をします。
この段階では、速く読むことより正確に読むことを優先します。分からない単語や文構造を放置せず、復習で確認しましょう。
4週目:ミニ模試と復習で弱点を確認する
4週目は、ミニ模試やPart別演習で弱点を確認します。全200問を解く必要はありません。リスニングだけ、リーディングだけ、またはPart 1〜5だけなど、短く区切って行いましょう。
目的は、点数に一喜一憂することではなく、次の1ヶ月で何を強化するかを見つけることです。間違いの原因を分類し、単語不足、文法不足、音声理解不足、時間配分の課題に分けて整理します。

TOEIC初心者の3ヶ月勉強スケジュール
1ヶ月目:単語・文法・短いリスニングで基礎を固める
1ヶ月目は、単語、文法、短いリスニングを中心に基礎を固めます。最初から本番形式の模試を繰り返す必要はありません。Part 1・Part 2・Part 5のような短い問題を使い、理解と復習を重視します。
この時期に学習習慣を作れるかどうかが、2ヶ月目以降に大きく影響します。毎日30分を安定して続けることを最優先にしましょう。
2ヶ月目:Part別演習で苦手分野を見つける
2ヶ月目は、Part別演習を広げます。Part 3・Part 4のリスニング、Part 6・Part 7の読解にも少しずつ取り組みます。ここで重要なのは、自分の苦手分野を見つけることです。
たとえば、Part 2は解けるがPart 3になると聞き取れない、Part 5はできるがPart 7で時間が足りない、単語は分かるが文全体の意味が取れないといった課題が見えてきます。課題が分かれば、3ヶ月目の学習が効率的になります。
3ヶ月目:公式問題集で本番形式と時間配分に慣れる
3ヶ月目は、公式問題集を使って本番形式と時間配分に慣れます。週末にまとまった時間を取り、リスニングとリーディングを分けて解く、または本番形式で通して解く練習を入れましょう。
ただし、公式問題集を解きっぱなしにしてはいけません。解いた後の復習こそが重要です。間違えた問題を分析し、どのPartで時間を使いすぎたか、どの単語が分からなかったか、どの音が聞こえなかったかを確認します。
試験直前は新しい教材より復習を優先する
試験直前は、新しい教材に手を出すより、これまで学習した内容の復習を優先しましょう。直前期に新しい知識を大量に入れようとすると、不安が増えることがあります。
単語帳の苦手単語、間違いノート、Part 5の基本文法、聞き取れなかった音声を中心に見直します。試験前日は、長時間詰め込むより、睡眠と集中力を整えることも大切です。
スコア別に見るTOEIC初心者のスケジュール調整
300点台は中学英語と基礎単語を優先する
300点台の人は、中学英語と基礎単語を優先しましょう。TOEIC教材だけにこだわらず、品詞、文型、時制、基本動詞、前置詞などを丁寧に復習することが大切です。
この段階では、長文や模試より、短い英文を正確に理解する練習が効果的です。1日30分のうち、文法と単語に多めの時間を使うとよいでしょう。
400点台はPart 1・Part 2・Part 5を重点対策する
400点台の人は、Part 1・Part 2・Part 5を重点対策しましょう。これらは短く復習しやすいため、初心者が得点源を作りやすいPartです。
Part 1では基本表現、Part 2では疑問詞と応答、Part 5では品詞と基礎文法を固めます。短い問題で正解できる感覚が増えると、TOEIC学習への苦手意識も減ります。
500点前後はPart 3・Part 4・Part 7を少しずつ増やす
500点前後になったら、Part 3・Part 4・Part 7を少しずつ増やしましょう。長めの音声や文章に慣れることで、600点台を目指しやすくなります。
ただし、基礎学習を完全にやめる必要はありません。単語と文法を継続しながら、長めの問題を週に数回入れる形が現実的です。
600点を目指すなら時間配分の練習を入れる
600点を目指す段階では、時間配分の練習が必要です。特にリーディングは、Part 7の最後まで到達できない人が多いため、解く順番や時間の使い方を意識しましょう。
公式問題集を使って、Partごとの所要時間を記録します。どこで時間を使いすぎているかを把握し、解ける問題を確実に取る戦略を作りましょう。
TOEIC初心者がスケジュールを継続するコツ
毎日同じ時間に勉強する
TOEIC初心者がスケジュールを継続するには、毎日同じ時間に勉強することが効果的です。朝の10分、通勤中、昼休み、帰宅後など、生活の中に固定しましょう。
時間を固定すると、勉強を始めるまでの迷いが減ります。やる気に頼るより、習慣にした方が長続きします。
完璧な計画より続く計画を優先する
完璧な計画より、続く計画を優先しましょう。最初から毎日2時間の計画を立てても、続かなければ意味がありません。忙しい人は、まず1日30分で十分です。
計画は、生活に合わせて調整してよいものです。疲れている日は単語だけ、休日に復習を増やすなど、柔軟に運用しましょう。
学習記録をつけて進捗を見える化する
学習記録をつけると、進捗が見えるようになります。カレンダーに勉強した日を印をつける、単語帳の周回数を記録する、Part別の正答率をメモするだけでも効果があります。
記録は、モチベーション維持にも役立ちます。自分が積み上げてきた学習量が見えると、途中でやめにくくなります。
できなかった日のリカバリールールを決めておく
スケジュールは必ず崩れる日があります。大切なのは、できなかった日のリカバリールールを決めておくことです。
たとえば、「できなかった日は翌日に単語だけ復習する」「週末に30分だけ補う」「2日連続で休まない」といったルールです。計画が崩れても戻れる仕組みがあれば、挫折しにくくなります。
TOEIC初心者がスケジュール作成でやりがちな失敗
最初から毎日2時間以上の計画を立てる
初心者がやりがちな失敗は、最初から毎日2時間以上の計画を立てることです。やる気があるときは可能に見えますが、仕事や学校が忙しい日には続きません。
スケジュールは、調子が良い日の自分ではなく、疲れている日の自分でも続けられる内容にしましょう。
単語だけ・リスニングだけに偏る
単語だけ、リスニングだけに偏るのも注意が必要です。TOEICは複数の力を組み合わせて解く試験です。単語、文法、リスニング、読解をバランスよく入れましょう。
1日30分なら、単語10分、文法10分、音声10分のように分けると偏りを防げます。
復習時間をスケジュールに入れていない
復習時間を入れていないスケジュールは、長期的に伸びにくくなります。問題を解くだけでは、間違いが修正されません。
週1回は、間違えた問題や聞き取れなかった音声をまとめて復習しましょう。復習こそがスコアアップの中心です。
公式問題集を早い段階で解きっぱなしにする
公式問題集は重要ですが、初心者が早い段階で解きっぱなしにすると効果が薄くなります。基礎が固まる前は、Partごとに分けて使い、復習できる量に絞りましょう。
公式問題集は、問題を解くためだけでなく、弱点を見つけるための教材です。
独学でTOEICの勉強スケジュールを組むのが難しい場合
自分の弱点を先に診断する
独学でスケジュールを組むのが難しい場合は、まず自分の弱点を診断しましょう。単語、文法、リスニング、読解、時間配分のどこが弱いかを分けて見ることが大切です。
弱点が分かれば、スケジュールの優先順位が決まります。自分の課題が分からないまま計画を立てると、学習が遠回りになります。
学習メニューを週単位で固定する
独学では、学習メニューを週単位で固定すると続けやすくなります。たとえば、月曜から金曜は単語・文法・音声、土曜はPart別演習、日曜は復習と翌週の計画にします。
毎日メニューを考える必要がなくなるため、学習開始のハードルが下がります。
忙しい社会人は学習管理の仕組みを作る
忙しい社会人は、意志の力だけで続けようとせず、学習管理の仕組みを作りましょう。学習記録をつける、受験日を宣言する、週末に予定を固定するなど、続けやすい環境を整えることが重要です。
英語学習は、忙しさとの戦いでもあります。スケジュールを生活の中に組み込むことで、継続しやすくなります。
必要に応じて英語コーチングや学習相談を活用する
独学で計画を立てられない、続かない、何を優先すべきか分からない場合は、英語コーチングや学習相談を活用するのも有効です。特に社会人は、限られた時間で成果を出すために、学習設計の精度が重要になります。
英語コーチングでは、現在地の分析、目標設定、教材選定、日々の学習管理、復習方法の修正までサポートを受けられます。独学で何度も挫折している人は、一度スケジュールを見直すだけでも学習の進み方が変わることがあります。
よくある質問
TOEIC初心者は1日何分勉強すればよいですか?
まずは1日30分から始めるのがおすすめです。単語10分、文法10分、リスニング10分に分けると、基礎をバランスよく学べます。慣れてきたら、休日に60〜90分の演習時間を追加しましょう。
1日30分でもTOEICスコアは上がりますか?
正しい内容を継続すれば、1日30分でも基礎力は積み上がります。ただし、短期間で大幅なスコアアップを狙う場合は、休日学習や追加演習も必要です。初心者はまず30分を毎日続けることを優先しましょう。
TOEIC初心者は何ヶ月前から勉強すべきですか?
初心者は2〜3ヶ月前から始めるのがおすすめです。1ヶ月目に基礎、2ヶ月目にPart別演習、3ヶ月目に公式問題集と時間配分練習を行うと、無理なく本番対策に進めます。
平日忙しい場合は休日だけ勉強してもよいですか?
休日だけの学習でもゼロよりは良いですが、英語は毎日少しずつ触れる方が定着しやすいです。平日は10分だけ単語や音声を行い、休日にまとまった演習をする形がおすすめです。
TOEIC初心者は毎日単語とリスニングをやるべきですか?
できれば毎日行いましょう。単語とリスニングは、反復によって定着します。ただし、無理に長時間行う必要はありません。単語10分、短い音声5〜10分でも継続することが大切です。
まとめ
TOEIC初心者は、勉強を始める前にスケジュールを決めることが大切です。計画なしで教材を増やしたり、いきなり本番形式の模試を解き続けたりすると、復習が追いつかず挫折しやすくなります。
まずは1日30分から始めましょう。単語10分、文法10分、短いリスニング10分のように分ければ、TOEICに必要な基礎をバランスよく積み上げられます。平日は短時間、休日はPart別演習や復習に充てると、無理なく学習量を確保できます。



